正社員?契約社員?雇用形態の話。ー1分で読めるニシダの仕事哲学⑯ー

ニシダチカ

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「ニシダの仕事哲学」では、10年以上人材業界の中で、様々な求職者と出会ってきたニシダが考える「仕事にまつわるアレコレ」をお話しします。あなたのこれからを考えるヒントにどうぞ。今回は、雇用形態について考えてみましょう。「とにかく正社員になりたい」という声も耳にしますが、それってちょっと視野を狭めてしまっているかも。

『正社員幻想』に囚われず、ライフスタイルに合う働き方を

正社員、契約社員、派遣社員など、働くスタイルには、様々あります。みなさんは、それぞれの勤め方にどういう印象を持っているでしょう。「やっぱり正社員が安定して働けるからいいでしょう」と思っている人も少なくないのでは?先日も、転職希望の方から「ずっとパートで働いてきたけれど、やっぱり正社員として働きたい。ただ、家庭の事情があるので、ほぼ残業がなくて、土日休みの職場がいいんです。」というご相談がありました。決して珍しい話ではなく、こうした希望はよくあるもの。とはいえ、“正社員”と“残業少なめで土日休み”を両立させようと思うと、選択肢はどうしても狭まってしまいます。こうした場合、どうしても正社員にこだわらないといけないのか、冷静に考え直してみてほしいんです。

正社員なら安定の雇用が約束される?逆に契約社員や派遣社員はどれも不安定?

そんなイメージ先行で就職先を決めようとしていませんか。このイメージは本当に正しいのでしょうか。正社員だって、企業の浮き沈みとともに雇用が危ぶまれることもあります。契約や派遣という雇用形態でも、職場にとって必要な人材として活躍する人もいます。「正社員だから」「契約や派遣だから」と一括りにするのはオススメしません。残業が少なくて、土日休みの正社員になれても、仕事が合わなかったり、事業が傾いたりしたり何の意味もないですよね。

そもそも、雇用形態によって企業との関係性は変わります。正社員であれば、組織とのつながりは契約社員や派遣社員よりは強くなる。であれば、職場のルールに則って働くのは当たり前です。時間の融通をきかせたい事情があるなら、それが叶う雇用形態を選ぶのもあり。それで暮らしのバランスがきちんととれるなら、その方がいいと思いませんか。「正社員」という言葉だけに縛られず、それぞれの働き方のメリット、デメリットにきちんと目を向けて判断してほしいです。

筆者プロフィール

ニシダ チカ
株式会社名大社
人材紹介事業部 部長
キャリアアドバイザー
 
1981年生。神奈川県出身 名古屋市在住。
こう見えて実はリケジョ。外資系メーカーに就職後、人材業界にキャリアチェンジ。
新規事業立ち上げや、コンサル、飲食店経営、NPO職員など転職6回を経て現在。
社会人の他にも、学生の就活相談や、企業から採用の相談を受ける日々。
チャームポイントは、おかっぱ頭とメガネ。

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