仕事の正解が見つからず困っている人へ。
「仕事の正解が分からない」
「マニュアルがなくて、決まったやり方が身につかない」
「先輩たちのアドバイスもそれぞれに違う…どうしたらいいのか」
こうした悩みを抱えて、転職の相談にやってくる人もいます。同じようなもやもやがあり共感できる人もいるでしょう。そんな人たちが、今の仕事とポジティブに向き合うため、あるいは、次の仕事を探すヒントにしてもらうために、アドバイスする記事です。
この記事のポイント
・どんな仕事にも、たったひとつの正解はない
・マニュアルやアドバイスの本質をとらえる意識を持つ
・正解が気になるなら、決まった型のある仕事を選ぶのもいい
仕事に正解はありません
そもそも仕事のやり方にたったひとつの正解はないと気づきましょう。職種によっては、手順のマニュアルや基本的な応答のスクリプトが用意されているかもしれません。必要な知識や技術、守るべきルールなどは、職場ごとにあるでしょう。とはいえ、その決まりごとの範疇だけですべての仕事が進むわけではないはずです。
分かりやすいところでいうと、人と接する業務であれば、いつも同様のやり取りになることはありませんよね。仮に自分が台本通りの話をしても、相手が予想外の返答をするのが普通です。相手をよく見て、話をよく聞いて、臨機応変にコミュニケーションをとる。その中で、一概になにが正解とはいえません。だから、「一言一句マニュアル通りに言わなきゃ」といった意識はまず捨てましょう。
大切なのは、マニュアルに書かれていることや先輩たちのアドバイスの本質を概念的にとらえることです。「相手の話をきちんと聞く」「難しい専門用語を使いすぎない」など、ポイントが押さえられているなら、どんな言葉を使ってもいい。このように仕事の要点を掴む意識は、対人の業務以外にも通じるものです。
どのくらい仕事のやり方が決まっているかに注目
どんな仕事にも絶対の正解はないとはいえ、マニュアル化された仕事の方がやりやすいという人もいるでしょう。今、「決まったやり方が分からない」という人は、あなたの性格と業務がミスマッチを起こしている可能性があります。どうしても正解が気になってしまうのであれば、仕事の型があるか否かに注目してみるといいのでは。先輩たちの働き方も一様で、聞けば同じ答えが返ってくる職場もあると思います。あなたが気持ちよく活躍できる仕事や環境を見つけてください。
クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。