【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE13】 『本気の転職パーフェクトガイド』から考える職種別の良い職務経歴書(1)

オギウエが選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちと対談をしてみました。参考文献は引き続き、森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』。職種ごとに異なる職務経歴書作成のポイントについて、クロさんと話します。

 

〜今回のおすすめ転職本〜

森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013年

 

  • 今回の対談のポイント!
    ・どの職種も、自分のこれまでの仕事ぶりが想像できる内容に。
    ・営業職は、扱ってきた商材、営業活動の工夫などを具体的に書く。
    ・販売職は、これまでの仕事のプロセスを詳しくアピール。

せりさん

せりさん

今回と次回は、職種によって職務経歴書になにを、どのように書くといいか話そうと思います。具体的には、名大社でも担当することの多い、営業職、販売職、機械電気技術職、IT系職種の4つ。

そもそもどの職種も、その人がどんな仕事をしてきたのか、ストーリーが見えるように端的に書くのは大事ですよね。採用担当者が読んだときに、自社で活躍できるかどうか想像を膨らませられるかが重要です。

そうだね。その点はどの職種も同じだと思います。

クロさん

クロさん

せりさん

せりさん

その中でも、まず営業職の場合はどうでしょう。

営業職から営業職への転職の場合は、「前職でどんな商材、サービスを扱ってきたか」「自分のコミュニケーションスタイル」「営業活動での工夫」などがポイントかと。

クロさんは、営業職を担当した実績がたくさんありますよね。参考になりそうな事例はありませんか?

今、オギウエさんが挙げてくれた内容がきちんと書かれている職務経歴書は、良いものになるよね。

ある方は、どこになにを売っていたかを記した上で、各年の個人の売上、利益、予算比など、営業実績がしっかりと書かれていました。それから、「ものではなく自分を売る気持ちを大切にしてきた」など、営業職としての心構えも。その方の人柄、その人ならではの強みが窺えましたよ。

クロさん

クロさん

せりさん

せりさん

実績があるなら具体的に書くべきですよね。一方で、なかなか実績が上げられなかったという人もいますよね。

その場合、まずは目標に対してどの程度達成できたかパーセンテージは示しておくと良いと思います。さらに、もしも成績を上げられなかった妥当な理由があるなら注釈として書いておく。業界の動向などが影響を与えることもあるからね。

クロさん

クロさん

せりさん

せりさん

職務経歴書の数字だけで判断されてしまうかもしれないので、自発的に補足しておくということですね。

 では続けて、販売職についてはどうでしょうか?森本さんは、「同じプロセスを踏めば当社でも成果を挙げられそうだ」とイメージさせることが大事だと述べています。これは確かにその通りですよね。販売職の事例についてはどうでしょう?

コールセンターに派遣雇用で働いていて、自動車業界の生産管理に転職した人がいました。前の職種から「主体性が低いのでは」という印象を持たれていたようで、、、そのイメージを払拭するために、職務経歴書では、「自分でどんな工夫をしたか」「同僚や上司にどんな自発的に相談したこと」などをアピールしていました。これもプロセスを大切にした書き方ですね。

 

(次回、機械電気技術職、IT系職種に続く)

クロさん

クロさん

筆者プロフィール

クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
 
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。

クロさん

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