ニシダの転職!質問道場!!⑭
ニシダ
Q:ニシダさんは転職に失敗したと思うことはありますか?
A:失敗したことはありません!(笑)
まず、転職の「失敗」とは、どういうことでしょう。おそらく、大きく「プロセスの失敗」と「結果的な失敗」に分けられると思います。前者は、「企業のリサーチが足りなかった」「自分のアピールがしっかりできなかった」など、要は準備不足が足りなかったということ。後者は、「入ってみたら人間関係が合わなかった」「仕事内容がミスマッチだった」といった、転職先に満足できないと嘆くこと。失敗の中身はいろいろありますが、このふたつのどちらかに分類できるのでは。
失敗をこのように捉えると、私自身はこれまで転職で失敗したことはありません。まず「プロセスの失敗」に関しては、割と慎重な性格なので、そう簡単には動かないんです。しっかりと準備ができていないと動かない。だから、振り返って「準備が足りなかったなぁ」と感じる転職はないです。
一方で、「結果的な失敗」については、備えようがなくなってみないと分からないことだと考えています。むしろ、思い通りにならないことがあるのが当たり前。想定外の出来事自体は、失敗ではありません。まぁ、明らかなリサーチ不足は別ですけどね。
どんな失敗でも、やはり大切なのは、次にどう動くか。準備不足で後悔しているなら、もしも次に転職の機会があった時には、その反省を活かす。日頃からすべきことがあるなら、少しずつでも備えておきましょう。転職活動の時にどう動いたか、プロセスをなんらかの形で記録しておくのもオススメですよ。
あるいは、転職の結果に満足できない部分があったとしても、その環境で自分のプラスをどう生むかを考えてみましょう。経験、やりがい、スキルアップなど。きっとなにか見つけられるはずです。100点満点でないからとネガティブになりすぎて、見落としてしまっていることがあると思いますよ。楽しめたもの勝ちです!もしもあなたが「転職に失敗した」と落ち込んでいるなら、ぜひ失敗を失敗のままにしない一歩を踏み出してほしいです。
こんにちは。キャリアアドバイザーのニシダです。人材業界歴10年以上、転職回数6回のニシダが、みなさんのキャリアや働き方に関する質問にお応えします。今回は、転職の失敗についてのお話です。