転職活動での自己分析のススメ
みなさん、自己分析をしたことはありますか?
新卒の就職活動の時に、経験した人は多いと思います。
では、転職活動ではどうでしょう?
おそらく、「転職するから自己分析しなきゃ」と考える人はほとんどいないのでは。
けれど実は、転職を考える人こそ自己分析をしっかりしてほしいんです。
この記事のポイント
・転職の軸を見つけるために自己分析を活用
・職場での具体的なエピソードをもとに分析
・仕事を経験した分、学生時代とは違う自分が見える
転職を機に改めて自分を知る
「土日休みがいい」「年間休日は×日くらい」「給与は○円以上で」など、転職のご相談でまずいただくのは、転職先の条件面のお話。もちろん大切なことです。納得のいく職場で働いてもらえたらそれが一番いいですよね。けれど、こうした条件だけで自分にマッチする職場を見つけられるかというと、決して簡単ではありません。まず、条件をクリアする企業がなかなか見つからないという話があります。あるいは反対に、休日も給与もすべて希望どおりの企業が複数あったとしたら。条件がどれだけ叶えられるかに関わらず、それ以外の判断基準をきちんと持っておいた方が、より良い転職を実現できるでしょう。そこで重要になるのが自己分析です。
「自己分析は働き始める前にするもの」「働いたことがないから自分に合う仕事を見つけるヒントを得るためのもの」と思っている人もいますが、それは間違いです。自己分析は、それまでの経験から自分を顧みるもの。転職者の人は、社会人として働いた時間も踏まえられる分、学生時代よりも仕事に対して見えることがたくさんあるはずです。
・どんな時に仕事にやりがいを感じたか。
・ものをつくる仕事、アイデアを出す仕事など、どんな仕事が得意か。
・前の職場と合わなかった点はどこか。
具体的なエピソードをもとに分析すると、休日や給与のほかにも転職活動の軸がきっと見つかります。そもそも、新卒で入社したところがミスマッチだったとしたら、学生時代の自己分析が誤っていたのかもしれません。身を置く環境が変われば、あなたの考え方も変化するものです。転職をきっかけに、自分が本当にやりたいこと、大事にしていることへの理解を深めてみてください。
クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。