「仕事」と「働く」の違いー1分で読めるニシダの仕事哲学ー
ニシダチカ
“仕事”と“働く”の違いとは?
『“仕事”と“働く”に違いはあるのか』
考えてみたことはありますか?よく似た言葉ですし、明確に使い分けている人は少ないのでは。でも、このふたつを区別して、自分の人生の中に位置づけてみると、日々の労働の捉え方や、転職などの人生の選択の仕方が変わってくると思うんです。
“仕事”と“働く”英語にすると“job”と“work”。別々の言葉が充てられます。jobは名詞で、workは動詞。Jobは、ひとつ、ふたつと数えられて、それぞれに必要なスキルや与えられる報酬まで紐づいていくイメージです。一方で、workは、働くというその人の行動そのものを表しています。
漢字でも考えてみましょう。“仕事”は“仕える事”、つまり誰かから「これをしてください」と受動的に任せられるもの。“働く”は、“人が動く“と、やはり主体的な行動が思い浮かびます。
もしくは、この違いについて知人と話すと「仕事よりも働くの方が、家事やボランティアなども含む広い意味合いの言葉だと思う」という人もいました。
どうでしょう。「受け身の行動か、主体的な行動か」「内容や条件が人から与えられたものか否か」など、“仕事”と“働く”の違い。こうした違いが浮き彫りになってくるのは、私たちの日常において、質の異なる行動が混じり合っているという証です。
条件ばかりでなく、働く意味にも目を向けて。
あなたは、「ただ受け身で与えられた仕事をしていますか」それとも「どうありたいか考えて主体的に働いていますか」。“仕事”と“働く”の違いを考えることを通して、これまでの行動を振り返ってみてください。
転職を考える際、「これからどうなりたいのか。そのためにどう働くのか」よりも、報酬、休日ばかりに目の向いている人がいます。それはすごくもったいない。仕事の条件も大切ですが、自分が働く意味も考慮してみませんか。すると、仕事選びやキャリアプランに今までになかった軸ができるかもしれません。
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