転職未経験の私が、キャリアアドバイザーになって思うこと
こんにちは。名大社のキャリアアドバイザーのオギウエです。
私は、新卒入社から2年ほど営業職を経験した後、転職エージェントのメンバーとして、転職者の方々のご相談を受けてきました。
周りのアドバイザーは、転職経験者ばかりですが私は転職未経験。勉強中な部分もありながら、そんな私だからこそ、今から転職にチャレンジする方の気持ちに寄り添える部分があると感じています。アドバイザーになって転職について感じたこと、気づいたことを、お話しさせてください。
当たり前に考える、転職は思ったよりも難しい
今の20代、30代にとって、転職は当たり前の選択肢のひとつ。周りの友人たちも、将来の道として転職をまったく視野に入れていない人はほとんどいません。
けれど、アドバイザーとしてお話を聞く中で、転職を必要とする理由をはっきりと言葉にするのは、簡単ではないと改めて実感しています。みんな当たり前にしている転職だけど、なぜ転職するかは人それぞれ。「なんとなく今の環境を変えたいから」というだけでは、自分の強みや思いは伝わらない。「転職活動って思ったよりも難しい」。一歩踏み出してみて、そう感じる人は少なくないように思います。
実は私も、アドバイザーのスキルを身につける上で、職務経歴書を書いたり、面接対策をしてみたりしたんです。就職活動で同じようなことをしたはずなのに、かなり苦戦しました。まっさらな新卒の頃と違い、転職先の企業に必要だと思ってもらうために、自分の経験や実績を精査してアピールしなければいけない。相手の視点に立った発信は、誰もがすぐにできるわけではないと身をもって知りました。「就職活動でやったから大丈夫」と思ったら、つまずいてしまうかもしれません。
将来の転職に向けてちょっとずつ動き出す
将来、転職を考えている人は、具体的にどんな行動をするといいのか、なるべく早めに調べてみてください。頭の片隅においてあっても、いざその時がくるまではなにもしない人がほとんどです。もちろん毎日の仕事もあり、いつかの転職の準備をする気持ちにはならないのが普通でしょう。でも、お話ししたように、転職しようとしてみて気づく難しさがたくさんあります。「もっと早めに動いておいたらよかった」という声も耳にしてきました。後々の苦労を減らすためにも、思い立ったら少しでも動き出しておくのが大切だと思います。
ぜひエージェントも上手く使ってください。ひとりで考えるのが難しいなら、客観的な目を借りるのもいい。初めての転職でどんな壁にぶつかるかはよく知っています。たくさんの転職者と出会ってきた経験を活かして、みなさんがスムーズな一歩目を踏み出すお手伝いができたら嬉しいです。
せりさん
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
1996年愛知県生まれ。愛知大学出身。
新卒で名大社に入社し、2020年までは広告営業の部署にいました。
営業で身につけたヒアリング能力を活かし、求職者や企業のために日々奮闘中です!