"仕事する自分"を好きになるー1分で読めるニシダの仕事哲学13ー
ニシダチカ
「仕事している自分は嫌い」はきっと向上心の裏返し
「仕事をしている自分があんまり好きじゃないから、働くことに前向きになれない」
時々、こんな悩みを耳にします。みなさんはどうですか?仕事中のあなたは好きですか?
なぜ、仕事をする自分を好きになれないのでしょう?
「今の仕事が気に入らないから、それをしている自分が嫌」
「仕事で十分に力を発揮できない自分が嫌い」
もしも、自分の仕事ぶりや、仕事の中身に満足できていないという話なら。それは決してネガティブな感情ではなく、向上心の裏返しともいえるのでは。「今の自分が嫌いだ」ではなく、「もっとこんな自分になりたい」に置き換えてみる。納得できる自分の姿が見えたら、次に取るべきステップもちゃんと見つけられると思います。
仕事している自分が嫌いな理由を、なんとなく職場のせいにして転職してみるのはおすすめしません。おそらく、移った先でも同じような壁に当たってしまうからです。職種を変えるべきなのか、環境を変えるべきなのか、自分の行動を変えるべきなのか。場合によっては、転職ではなく、今の職場で変われる可能性も十分にあります。「嫌だ、嫌いだ」と悩むばかりではなく、その状態を抜け出すために、なにが必要かを考えてみてください。
“嫌い”を自分だけで決めない。仲間の力を借りましょう
一方で、「嫌だ、嫌いだ」と思っている自分自身は、本当にそんなにダメなのでしょうか。もしかしたら、「十分にできていない」と、思い込んでしまっていませんか?自分で自分を冷静にみるのは案外と簡単ではないことです。他の人が気にしていない小さなミスを大袈裟に捉えて、どんどんネガティブな方向に進んでしまう人もいます。
ぜひ、あなたを見守ってくれる仲間を見つけてください。自分の評価をひとりで決めてしまわないのが大事です。仕事の成果、働き方、考えていることなどについて、客観的に見極め、アドバイスしてもらえたら、思ったよりも認められているあなたに出会えるかもしれません。悶々と自問自答するより、気持ちも軽くなるはず。他者の尺度も借りて、自分と向き合ってみてほしいです。
「ニシダの仕事哲学」では、6回の転職を経験したニシダが考える「仕事にまつわるアレコレ」をお話しします。あなたのこれからを考えるヒントにどうぞ。今回は、「仕事する自分」について考えてみました。