わたしのシゴトの捉え方ー1分で読めるニシダの仕事哲学⑭ー
ニシダチカ
仕事?死事?志事?それとも…
みなさんにとって「シゴト」はどんなものでしょう?
一般的には、「仕事」とは文字通り「仕える事」。組織や人に仕えて、各々がなにかをすることを意味します。他にも、日々「嫌だな…」と思いながら仕方なくしている「死事」。逆に、自分の夢や目標に向かってモチベーション高く取り組む「志事」。さまざまな文字を当てられた、それぞれの仕事の捉え方を表現する言葉があります。この中に、しっくりくるものはあるでしょうか。
「死事」ではなく「志事」にしよう。そんなシゴトとのポジティブな向き合い方を推し進める声かけも継続的にされています。転職を希望する人たちと話していても、シゴトへの考え方は実に多様です。では、私にとってのシゴトってなんだろう。考えてみると、ただの「仕事」とも、「死事」や「志事」とも違うなと思うんです。
私のシゴトは、自分の生活の一部として、きれいにポコっとはまっています。シゴトだからと普段と違うモードの自分が生まれることはなく、自然体で取り組めている。なにか決まったゴールがあって、そこを目指して情熱を燃やすようなシゴトの仕方ではありません。でも、関わらせてもらっている人や企業について、積極的に課題に目を向け、なにかできることはないかと考えたいと思える。「シゴトだから」と特別な線引きをせずに、暮らしの中でやる自分事のひとつになっています。例えば、就職活動の相談に来てくれた学生さんに対しては、キャリアアドバイザーというシゴトの顔だけではなく、母親が子どもを気遣うような感覚で接している時が少なくありません。人生を通して自然とのめり込めること。それが私にとってのシゴト(私事)です。
さてもう一度、あなたにとってのシゴトはどんなものでしょう?今やっていることと向き合ったり、これからなにをするか考えたりする時に、自分なりの視点を持つヒントにしてもらえたら嬉しいです。
「ニシダの仕事哲学」では、6回の転職を経験したニシダが考える「仕事にまつわるアレコレ」をお話しします。あなたのこれからを考えるヒントにどうぞ。今回は、「シゴトの捉え方」について考えてみました。