【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE28】"自分ブランド"と転職〜『無敵の転職』を読んで〜
オギウエが選んだ転職本について、名大社のキャリアアドバイザーと対談してみました。
参考文献は、森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 無敵の転職』です。
前回に続き、やっすーさんと第5章の「活躍し続けられる唯一無二の人材であるために」というテーマで話します。
今回の話題は、異動・転勤・出向との向き合い方。
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 無敵の転職』新星出版社、2019年
今回の対談のポイント!
・異動・転勤・出向など、変化への対応は強みになりうる。
・異動を理由に転職してしまっていいのか、しっかりと自問自答を。
・環境や仕事の変化に柔軟な姿勢は、転職時の評価ポイントにも。
オギウエ
そうした会社の期待が、個人の希望とずれて、ミスマッチにつながってしまうのでしょう。
今の時代、終身雇用が当たり前ではないので、「異動でやりたくないことをやるより転職へ」と考えるのも理解はできます。
ただ、転職という選択肢は、自分自身の責任が伴うもの。
本当に異動を理由に辞めてしまってもいいのか、しっかりと自問自答すべきです。
やっすー
オギウエ
逆に、転職も選択肢にできるなら、異動してがんばってみてもいいのではと思います。
例えば、職種が変わるのが嫌だと思っていた人も、やってみたら自分に合う仕事だと気づけるかもしれません。
以前、50代の転職希望の方からご相談を受けました。
大手企業に長くお勤めで、転職経験もないためご本人も転職できるか不安だったようです。
一般的に、ひとつの職場で長く働いてきた転職者に対しては、違う環境や仕事に馴染めるものかと、企業が採用を躊躇する傾向があります。
ですが、その方は最終的に転職ができました。
実は、若い頃に勤務先の吸収合併で、ほぼ転職のような職場の変化を経験していたんです。
柔軟に合わせられる力があると評価されました。
異動、転勤、出向への対応力も、このように認められる場合もあるでしょう。
やっすー
オギウエ
森本さんも、かつて異動によって、新しい仕事をゼロベースから覚えた経験を語っています。
そして、それが今の強みにつながっていると。
今の自分を変えるのは簡単ではありませんが、将来のプラスにもなりうることだと見方を変えて、自分の道を決めてほしいです。
「活躍し続けられる唯一無二の人材」について、森本さんは異動・転勤・出向とどう向き合うかにも触れています。
「異動がいや」というのは、よく耳にする転職理由のひとつです。
ここでは、多方面の経験は成長につながるものであり、変化に応じた人は強いと述べられています。
異動が社内の期待の表れという捉え方もあるとされていますね。