あなたが会社を辞めるまでにやっておくべきこと
今の会社に不安や不満があって、転職したいと考えている。
そんなあなた、会社を辞める前にちょっとだけ立ち止まってみませんか?
「いやだいやだ」が先行して、まだやれること、やっておくべきことを見落としているかもしれません。
実はこれ、転職時に自分も面接官も「納得のいく退職理由」を用意するためにも重要です。
(そんな記事なので、すでに退職してしまった人は別の機会の参考にしてもらえたら嬉しいです)
この記事のポイント!
・不安や不満があっても、すぐに転職を考えてはダメです。
・今の会社でやれることは全部やってみる。
・改善や課題解決のための行動は転職活動でアピールポイントになる。
「いやだいやだ」を解決するための行動を
「職場の環境や雇用条件に満足できない」
「自分がしたくない仕事を担当しなくちゃいけない」
職場への不安や不満というと、例えばこうした話だと思います。
けれど、「いやだ」という感情だけで会社を辞めていては、転職先でも同じようにいやな部分を見つけて、また辞めたくなるかもしれません。
その繰り返しではきりがない。
まずは、自分の不安や不満を解消するために、なにかできないか考えてみませんか。
「辞めてもいい」くらいの気持ちであれば、むしろ思い切った行動もできるのでは。
・職場環境や仕事のオペレーションに不満があるのなら、改善策を提案してみる。
業務の効率を上げるアイデアがあれば、まずは自分がやってみてもいい。
・今の給与に不安があるなら、上司の給与を聞いてみる。
もしかしたら、あなたの予想よりもその会社で将来得られる金額は少なくないかもしれません。
・業務内容の変更に戸惑っているなら、まずは一度チャレンジしてみる。
あるいは、その役割の範疇を超えすぎない程度に、自分のやりたいことを試してみる。
(転職したらITエンジニアになりたいと考えている人は、自分の業務を自動化するプログラムを組んでみるなど)
このように、「やれることは全部やってみる!」という姿勢で考えてみてはいかがですか。
不安や不満を転職でのアピールの種に変える
あれこれやってみても、やっぱりこの会社では上手くいかないのであれば、そこで転職を決意しましょう。
そして、自分から行動を起こした経験は、転職活動の際にもアピールできるエピソードになります。
ただ単にいやなことがあって辞めたでは、面接官は「困難から逃げやすい人」という印象を持ってしまいます。
いやなことに対して自ら解決を図っていれば、その行動内容も含めて評価ができる。
問題にあたった際の振る舞い方は、その人の仕事と向き合う姿勢や課題解決能力をうかがえるポイントです。
前職を辞めた理由を伝える際にも、説得力が高まります。
「すぐにでも会社を辞めたい」と思っている時こそ、冷静になってください。
ひとつ行動を起こせるか否かで、次のステップの踏み出しやすさが変わります。
ただし、精神的に不調が出ているなど、切羽詰まった状態なら辞めることをためらわない方がいいでしょう。
自分自身の状況に合わせた判断が大切です。
やっすー
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
1990年名古屋市中川区生まれ、南山大学出身。
教育業界で事業運営・経営企画を経験した後、キャリアアドバイザーとして名大社に入社。
特技は、東海地方に数多ある会社の情報や、皆さんが知らないようなお仕事のこともめちゃくちゃ分かりやすく伝えることです!わからない業界のことなど、ぜひ聞いてください。