はじめて面接官をした私からの転職アドバイス
先日、名大社の紹介事業部で転職者の採用があり、私ははじめて面接官を担当しました。普段は企業と人材をつないでいますが、立ち位置が変われば見える景色も違う。今回は、面接官の経験を通して感じたことをお話しします!
この記事のポイント
・面接を担当しているのが誰かに注目!
・一緒に働く人は、現場の視点でマッチングしています
・面接の瞬間だけでなく、前後のやりとりも大切に
面接を担当しているのはどんな人?
私は人事ではなく、転職してくる人にとっては将来の同僚となります。転職での採用の場合、人事ではなく一緒に働く人が最初から出てくるパターンも少なくありません。そして、誰が相手かによって、注目されるポイントや質問できる内容が変わってきます。
人事は、会社全体に視野を広げながら、まずは一般的な人材要件などから確認していくでしょう。
一方で、私のように将来の同僚となる人は、現場の視点で面接者を見ます。どんなコミュニケーションをするか、部署の他のメンバーやお客様と合うか否か。かなり具体的で現実的です。業務についてお伝えできる内容も、人事よりもリアルになります。
実際、私も面接をしてみて、今の紹介事業部とマッチするかを探りながら、「質問に対してどういった雰囲気やトーンで返すのか」「部署に馴染めそうか」「辞めてしまう要素がないか」に注目していました。その際に鍵となったのは転職の回数や理由です。採用を決める以上、やっぱり長く一緒に働いてほしい。合否の判断をする責任もあるので、退職のリスクがないかは慎重に検討しました。
面接前にネガティブな印象を与えているかも
もうひとつ、改めて大切だと実感したのは、面接の場ではなくその前後の振る舞いです。例えば、面接前のメールでのやりとりを通して、どんな人か想像が膨らみます。事前に抱いたイメージは、直接会った際の第一印象に大きく関わるものです。人柄がまったく分かっていない状況では、メールも電話も丁寧すぎるくらいがちょうどいいと思います。ネガティブな印象を覆すのは想像以上に難しいでしょう。仮に同じような経歴、能力の方が複数いたなら、たったひとつのマイナスの行動で、採用を見送る判断になる場合もあります。
スキルや実績も重要ですが、まずは信頼できる人だと思ってもらえるかどうか。面接官は、面接の瞬間だけでなく、すべてのプロセスを通してあなたと組織の相性を確かめています。
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クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。