2023.07.04

転職するかしないか、占いしてみる？

転職は人生において重要な決断です。新たな職場や環境でのキャリアの方向性を考える際、迷いや不安が生じることもあるでしょう。そんなとき、一部の人は占いに頼ってしまうことがあります。しかし、転職を考える際に占いを信じることは本当に適切なのでしょうか？このコラムでは、占いに頼るのではなく、自分で判断する重要性について考えてみます。

占いを頼りにしていいの？

まず最初に、転職を考える際に占いを頼りにすることについて考えてみましょう。占いは未来を予測する手法として広く知られていますが、その信憑性や科学的な根拠には疑問が残ります。占いは、占い師の主観的な情報や個人の信念に基づいており、客観的な現実を反映するものではないと考えます。転職において重要なのは、自分の能力やスキル、適性、興味、目標などの要素を考慮し、客観的な情報をもとに判断することです。占いはそのような客観的な情報を提供してくれるものではありません。

なんで自分で決断しないといけないの？

次に、転職における自己判断の重要性について考えてみましょう。転職を考える理由や目的を明確にすることは非常に重要です。転職は単なる職場の変更ではなく、自身のキャリアの方向性を見極める重要な選択です。自己判断によって転職の意義や目的を明確にし、自身の成長や満足度を追求することができます。

さらに、転職を検討する際には自己分析や情報収集が欠かせません。自分自身のスキルや能力、興味、価値観などを客観的に把握し、将来のキャリアについて考える必要があるからです。また、現在の職場や業界に関する情報収集も重要です。転職によって求める条件や希望する環境がどのようなものかを知ることで、より適切な判断をすることができます。これらを通じて、自身の将来像を描き、具体的な行動計画を立てることができます。

転職を考える際には、占いではなく、自己判断に基づいた行動を取ることが重要です。自己判断によって自身のキャリアの方向性を見極め、目標に向かって行動を起こすことができます。占いに頼ることは、自分自身の力や自己成長の可能性を過小評価することにつながりかねません。

とはいえ心細いことも。そのときは周囲の人を頼ろう！

最後に、転職を考える際には、周囲の人々や専門家の意見を参考にすることも大切です。キャリアアドバイザーとして、私は転職を検討する人々のサポートをしています。しかし、私たちキャリアアドバイザーも占い師ではありません。私たちの役割は、客観的な情報や経験をもとにアドバイスをすることです。転職に関する専門的なアドバイスを求める際には、キャリアアドバイザーなどの専門家の意見を参考にすることで、より良い判断ができるでしょう。

転職は人生において重要な決断です。占いに頼るのではなく、自己判断に基づいた行動を起こしましょう。何度も言いますが、自身の能力や適性、目標を明確にし、自己分析や情報収集を行うことで、より良い転職の選択ができます。また、キャリアアドバイザーなどの専門家の意見も参考にすることで、より具体的なアドバイスを得ることができます。自分自身の力を信じて、自己成長とキャリアの発展を追求しましょう。

筆者プロフィール

ニシダチカ
株式会社名大社
人材紹介事業部部長
キャリアアドバイザー
　
1981年生。神奈川県出身岐阜県在住。
こう見えて実はリケジョ。外資系メーカーに就職後、人材業界にキャリアチェンジ。
新規事業立ち上げや、コンサル、飲食店経営、NPO職員など転職６回を経て現在。
社会人の他にも、学生の就活相談や、企業から採用の相談を受ける日々。
チャームポイントは、おかっぱ頭と丸メガネ。