「会社選びで失敗した。今度は慎重に情報を集めたい」という人に伝えたいこと。-CAやっすーが気になるハナシ2-
キャリアアドバイザーをしていると、本当にいろいろな声を耳にするんです。悩みの中身は人それぞれ。そんな中で、私が最近気になっているハナシをご紹介します。
今回は、「仕事や職場のことをよく分からないまま入社するのが不安だ」という人についてです。
この記事のポイント!
・慎重に情報を集め過ぎて二の足を踏んではもったいない。
・社会人経験で情報が得られないところをカバー。
・企業や業界を辞めていった人たちの理由にも注目。
「情報が少ないから」と立ち止まってはダメ!
「会社選びで失敗した…。次は、できるだけ情報を集めて慎重に決めたい」。
転職するにあたり、こうした考えを持つ人がいます。
リサーチをしっかりしようとするのはいい心がけです。
とはいえ、どんなに調べても分からないことはあります。それは仕方ありません。
そんな中で、「仕事や職場がまだ分かっていない」と、エントリーにすら二の足を踏む人がいます。
個人的には、第二新卒の方に多い印象です。
もう失敗したくないという気持ちは理解できますが、あまりに慎重になり過ぎるのも考えものかと…。
「分からない」と動けずにいる時間がもったいない場合もあります。
転職活動中にどれだけの情報を得られるのか。
情報が得づらい点でのミスマッチをなくすためにどんな工夫ができるのか。
一緒に考えてみましょう!
社会人としての経験を想像力に変える
「実際にどのように働くのか分からない」という人がいますが、転職活動の場合、これはむしろイメージが膨らませやすい点です。
なぜなら、すでに働いてきた経験があるから。
例えば、「今度は残業が多い仕事は避けたい」と思っているなら。
今の仕事あるいは前職は、なぜ残業が多いのでしょう。
その理由が出てきたら、それが転職先にも当てはまるか想像してみたらいい。
社会人としての自分の経験を活かして、調べても分からない部分を埋められるはずです。
全く別の業界や職種では難しいかもしれません。
それでも、推測はできます。
業界が違っても職種が同じなら、経験をもとにイメージできることはあります。
ミスマッチのリスクを減らすために、その企業や業界を辞めていく理由に着目するのもありです。
思いもよらない退職理由があるかもしれません。
一般論としてエージェントに聞いてみるのもいいですし、「長く勤める覚悟で入社したいので」と前置きして面接担当の方に聞いてみるのもあり。
転職の判断や入社前の対策に活用できます。
すべてを知って入社することは不可能です。
ただし、努力や工夫によって転職失敗のリスクは減らせます。
知るべき情報を整理し、自分自身の経験もフル活用しながら、積極的に行動してください。
やっすー
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
1990年名古屋市中川区生まれ、南山大学出身。
教育業界で事業運営・経営企画を経験した後、キャリアアドバイザーとして名大社に入社。
特技は、東海地方に数多ある会社の情報や、皆さんが知らないようなお仕事のこともめちゃくちゃ分かりやすく伝えることです!わからない業界のことなど、ぜひ聞いてください。