就職活動と転職活動の違いを理解しよう【後編】

「新卒入社した企業から初めて転職活動をする」

「学生時代、ほとんど就活しなかったけれど内定はもらえた」

「就活の経験はありません」

というみなさん。

就職活動と転職活動の違いはお分かりでしょうか?

こちらの記事は、「就職活動と転職活動の違いを理解しよう」の後編です。

ぜひ前編の記事からご覧ください。

引き続き、転職活動に臨む前に知っておいて欲しい、就職活動と転職活動の違いをご紹介します。

3)内定承諾までの期間を見誤らないで

内定が出た後に承諾を待ってもらえる期間も、就職活動と転職活動では異なる点です。

就職活動なら、入社までに時間があるため、長ければ内容承諾に数ヶ月単位の猶予が与えられます。その間に、第2志望、第3志望の合否結果を待って、複数社から選ぶこともできる。

けれど、転職活動では、3日~1週間程度しか待ってもらえないのが一般的です。1週間は長いくらい。早ければ3日程度で返事をくださいという企業もあります。

そのため、選考が進んでいる途中で、他の会社も受け始めるのはなかなか難しいです。2社目の選考途中で1社目の内定が出て、まだ選考を受けてみたいと思っている最中に内定承諾を迫られる可能性があります。

もしも、複数の企業を受けたいと考えているなら、ほぼ同時に進めるのがいいでしょう。とはいえ、仕事をしながらの転職活動や Uターン転職の場合、平日に休みをとって何社も受けるのは簡単ではありません。求職者の都合に合わせて日程を組んでくれる企業は多くはないですし、1回の面接で気に入られて合格という嬉しいけれど急なケースもあり得ます。

転職活動のスピード感を理解した上で、いろいろなケースをあらかじめ想定しておくといいですよ。

4)内定承諾から入社までの期間も見誤らないで

「キリよく来年の4月から働き始めたい」

と考えて転職活動を始めている人もいると思います。でも、それはちょっと難しいかも。中途採用を進める企業は、「すぐにでも人材が欲しい!」と考えるところが少なくありません。2ヶ月後、3ヶ月後あたりの入社を目安にするといいでしょう。

どんなに高い評価をもらっても、数ヶ月先しか入社できないのでは「ご縁がなかったね」となってしまいます。逆に、離職済みの方なら「すぐにでも来てください」とトントン拍子に決まっていくことも。転職活動のリズムをきちんと知り、その上でご自身の動き方やタイミングをはかってくださいね。

筆者プロフィール

クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
 
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。

クロさん

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