転職活動を始める前に理解しておきたい"営業職の種類"

今回は、転職にまつわる基礎知識のひとつとして、営業職の種類について整理します。

数多くの求人が出されている営業職。けれど、その仕事の中身は実に多彩です。営業の仕事を分類するいくつかのカテゴリーに基づいて、改めて職種への理解を深めてください。

そもそも“営業とは”

営業職は、端的に表すと「その会社の商材を売る人」。ものを作り出す人がいても、それをお客様に売り人がいなくては、利益は生まれませんよね。どの企業にも必ず必要なポジションです。製品やサービスをお客様に提案して、売り上げを立てます。

どんな人を相手にするのか、どんな商材を取り扱うのか、などの要素で、営業の仕事の仕方や求められる力は変わります。「営業は難しそう」と考えている人も、自分の性格や能力に合うタイプの営業が見つかるかもしれません。可能性を狭めず、探ってみてはどうでしょうか。

[営業の種類1] 法人営業 or 個人営業

お客様が、企業なのが法人営業、個々の消費者なのが個人営業です。

法人営業は、会社と会社のやりとりになるので、商談相手だけでなく組織のニーズを考慮した提案が求められます。工業分野では、なにに使われるか定かでない部品を取り扱う場合も。対企業の仕事なので、土日休みが多いです。

個人営業は、消費者それぞれのニーズに応える提案をする仕事。完成されたサービスや製品を扱い、相手が必要とするものを提供している明確な実感が得られます。お客様の休日にやり取りすることも当然あるので、土日休みとは限りません。

[営業の種類2] 新規営業 or 既存営業

新しいお客様を開拓するのが新規営業。飛び込みやテレアポのイメージが強いかもしれませんが、最近はWebでの問い合わせなどへの反響営業のみの企業も。ゼロから自分の手で関係性を築き、成果を上げていくやりがいがあります。

すでにお取引のあるお客様中心に提案をするのが既存営業。商材にもよりますが、長期スパンで使用する製品などを扱う企業では、数ヶ月、数年先を見越してじっくりと商談を進めます。フォローも含めて長くお付き合いできる関係性を築けるのが醍醐味のひとつ。

[営業の種類3] 有形営業 or 無形営業

お客様に提供するのが形のあるものか否かによっても営業の仕方は変わります。形ある製品を取り扱う有形営業は、そのもののスペックや魅力をいかに的確に伝えて、お客様に必要だと思ってもらえるかが重要です。他方で無形営業は、お客様に合わせた柔軟なサービスのカスタマイズがしやすい。営業自身の知恵の絞りどころも含めて、どの程度の提案の幅が持てるかに注目するといいと思います。

[営業の種類4] 来店型営業

保険、不動産、携帯電話など、みなさんも見かけたことがある各種の店舗で、来客された方の対応をする営業です。広く捉えれば、接客の中でのお客様に合わせた提案も営業的な仕事といえるかもしれません。店舗でお客様を待つのが基本となるので、どうすれば足を運んでいただけるか、また相談しに来ようと思ってもらうためになにができるか、といった点が工夫のしどころとなります。

いかがでしょうか。よく使われる営業職の分類をご紹介しました。まずはこうしたカテゴリーの中から、どれが自分に一番合いそうかを考えて、企業を探してみてください。

筆者プロフィール

クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
 
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。

クロさん

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