やっすーの自動車業界解説① 内装分野のイマ
ものづくりの盛んな東海エリア。
自動車業界での転職を考えている人もたくさんいるでしょう。
「改めて業界の基礎から知りたい」という人たちのために、自動車業界のあれこれを解説します。
第1回は内装分野のイマについて。
この記事のポイント!
・未来の自動車のキーワード“CASE”と内装分野
・これからの内装分野にどんな変化が起きるか
・内装分野でイノベーションのチャンスを見つける
技術の進化で内装分野の仕事も変わる
昨今、自動車業界を取り巻くさまざまな変化が取り沙汰されています。
“CASE”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「Connected(つながる)」
「Autonomous(自動化)」
「Shared(シェア)」
「Electric(電動化)」
という4つキーワードの頭文字をつなげ、自動車の未来を語るのに使われます。
これらの変化の中で、内装分野に大きな影響を与えるのは、主にC、A、Eのみっつ。
それぞれ具体的にみてみましょう。
Connectedがもたらす影響
道路状況の送受信、車両状態の遠隔把握など、ネットワークで自動車と各種サービスがつながることで、機能がどんどん広がっています。
その普及のスピードも著しく、内装とセットで当たり前に組み込まれるデバイスも変わっていくでしょう。
また、スマホから遠隔でエアコンをオンにするなど、便利な機能がすでに装備され始めています。
Automatedがもたらす影響
「自動運転は内装とは直接関係がないのでは」と思う人もいるかもしれませんね。
少し先の話ですが、自動運転のレベルが進化して、運転手が自由に他のことをできるようになったら。
運転席の概念自体が変わり、走行中に大型モニターで映画を見たり、ゲームをしたり。
そんな未来を予感させるコンセプトカーも登場しつつあります。
Electricがもたらす影響
電動化によって大きく変わるのは音の面です。
エンジン音がなくなることで、今までとは異なるノイズ対策の発想がされるようになります。
例えば、エアコンの雑音や振動、路面からのノイズをさらに抑えるなど。
新たなニーズが生まれ、それに応じた製品がつくられるようになります。
このように考えると、内装分野にも数々のイノベーションの可能性が潜んでいます。
事業や仕事の内容によっては、新たな製品の開発に携われるチャンスも得られるでしょう。
転職先を探す際にも、その企業のこれからの動き、そこで自分がどんな仕事ができるのかに注目してみると面白いと思いますよ。
やっすー
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
1990年名古屋市中川区生まれ、南山大学出身。
教育業界で事業運営・経営企画を経験した後、キャリアアドバイザーとして名大社に入社。
特技は、東海地方に数多ある会社の情報や、皆さんが知らないようなお仕事のこともめちゃくちゃ分かりやすく伝えることです!わからない業界のことなど、ぜひ聞いてください。