【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE1】『本気の転職パーフェクトガイド』から考える「転職で失敗する人、成功する人」。
オギウエ(せりさん)が選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちと対談してみました。
最初の一冊に取り上げるのは、森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』。
安田(やっすー)と一緒に「転職活動で失敗する人、成功する人」の違いについて書かれた部分を読んで意見を交わします。
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013年
今回の対談のポイント!
・転職に失敗する人、成功する人の4つのパターン。
・前職での仕事の結果だけ伝える失敗をしていませんか?
・転職先でまず現場を経験することの意味。
せりさん
成功の理由は人によって様々だけど、「これをやっちゃダメ」という失敗につながる行動は確かにあると感じています。
森本さんの4つのパターンは納得できるものですね。
これらに注意できれば、失敗は減るのではないでしょうか。
「会社によってリソースが違うのに加工の成功体験にこだわる」というのは、ある程度経験も実績もある人がやりがちなことですよね。
「これだけの売り上げを上げました!」と書いても、会社によって環境が違うのでなかなか響きづらい。
結果だけでなく、取り組み方や工夫の仕方などプロセスをアピールする必要があります。
やっすー
せりさん
転職先でも同じような成果を出せる人だと思ってもらえるような情報が大事ですね。
「現場での経験を踏むプロセスを拒む」という話はどうでしょう?
例えば、管理職のポストでと転職した人が「同業種の第一線で長年働いてきたから」と現場での仕事を拒否するといったケースですよね。
正直、気持ちは理解できます。
ただ、そう考える人には、ぜひ一度会社の意図を確かめてもらいたい。
個人的な印象ですが、現場を理解する時間があると結果的に成果が出せるし、仕事のできる人ほどこうした状況において柔軟かつ前向きに仕事に取り組むように感じます。
サービス、メーカーなど現業があるどの業種でも、管理職や営業職をする立場の人が、自社の仕事を深く理解しているのは大切なこと。
とはいえ、その采配がどんな考えによるものかは、入社前に聞いてみましょう。
適切な理由もなしに転職活動時の約束を違えるような人事は良くはありません。
曖昧にしか答えてもらえないのであれば、考え直してもいいかも。
やっすー
せりさん
まず現場を経験する意味を、長期的な目線で捉える必要がありますね。
私は、転職先の条件を見定める上でも同じことが言える気がします。
給与、残業、人間関係など、目先の納得いかないものを取り除くだけでは、短期的な解決にしかならない。
転職後のビジョンを長期的に考えてみてほしいです。
そうですね。
嫌なことばかり気にしていると、ひとつ解決しても、きっと次の懸念点は出てきてしまう。
そうしてまた転職することになっては、「転職失敗」と言わざるを得ないでしょうね。
やっすー

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森本さんは、ご自身の経験や採用担当者の声をもとに、転職に失敗する人の4つのパターンをあげています。
「『肩書き』にこだわる」
「会社によってリソースが異なるのに過去の成功体験にこだわる」
「現場で経験を積むプロセスを拒む」
「自分の職務範囲から出ようとしない」の4パターンです。
この整理の仕方を安田さんはどう思いますか。