【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE25】 転職後に意識すべき仕事の進め方〜『無敵の転職』を読んで〜
オギウエが選んだ転職本について、対談してみました。参考文献は引き続き、森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 無敵の転職』。オギウエと、転職先での仕事の進め方について話します。
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 無敵の転職』新星出版社、2019年
今回の対談のポイント!
・上司はどんな人かしっかり観察しよう。
・事細かな「ほう・れん・そう」を転職者こそ大切に。
・「YES運動」で信頼を得つつ、職場に馴染んでいく。
オギウエ
配属された部署の空気はきちんと掴んでおきたいですね。森本さんは、上司のタイプを見極めることが大切だとしています。リーダーのやり方で周りの人の動きも変わる。上司の性格や仕事の仕方、同僚の人たちがどう接しているかなど、最初のうちはよく見た方がいいです。次第に、自分自身の部署内での役割もわかってくると思います。勝手に「自分の役割はこれ!」と決めつけず、今のチームで力を発揮できるポジションを見つけましょう。
クロさん
オギウエ
同じ会社でも、職種や部署によって雰囲気は違いますよね。いきなり自分を出そうと気負い過ぎず、広い視野で職場に目を向ける余裕を持つくらいの方が、はやく溶け込める気がします。
次に、報告・連絡・相談、いわゆる「ほう・れん・そう」の徹底もすすめられています。確かに社会人にとって不可欠なものですが、転職者が「ほう・れん・そう」を心がける特別な意味はあるのでしょうか?
職務経験のある人ほど、事細かに情報共有しなくても最低限のやり取りで要領よく仕事を進められると思います。けれど、だからこそ注意が必要です。企業ごとの「ほう・れん・そう」のルールがありますし、上司やチームによっても変わるもの。転職してすぐは、新卒入社の頃の気持ちで丁寧なコミュニケーションを意識してもらえたら。そうして徐々に職場のスタイルに合わせた効率化をするのがいいですよ。
クロさん
オギウエ
なるほど。転職者が職場の雰囲気を知らないのと同じく、一緒に働く人たちも新しい仲間がどんな人か探り探りになります。自分を知ってもらうためにも、密なやり取りが役立ちますよね。
三つ目に、とりあえずどんな雑務も引き受ける「YES運動」についても述べられています。年齢的に上になる場合も多いでしょうが、いったん社歴が一番短くなるので、いろいろな役割を引き受けるのも大切ですね。それで理解が深まることもありますし。
信頼を得る機会にはなりますよね。とはいえ、「言えばなんでもやってもらえる人」になるのも考えもの。必要な役割や業務を覚えつつ、チーム内の分担に上手く入っていくのが大事です。自分以外に中途入社の人がいたら、どうやって馴染んでいったか聞いてみるといいかもしれません。
クロさん
オギウエ
たしかに経験談は貴重ですね。アドバイスをくれる味方ができると、スムーズに仕事を進められると思います。
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今回は、転職した職場での仕事の進め方について、森本さんが挙げているポイントを参考に考えましょう。まず、「周囲を観察しよう」と書かれています。