【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE22】 転職で辞める会社を去る前にしておくこと〜『無敵の転職』を読んで〜
オギウエが選んだ転職本について、名大社のキャリアアドバイザーと対談してみました。参考文献は引き続き、森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 無敵の転職』。
今回は、クロさんと辞める会社の去り方について話します。
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 無敵の転職』新星出版社、2019年
今回の対談のポイント!
・仕事の引き継ぎは社内外を思いやり丁寧に。
・退職代行の利用は慎重に検討しましょう。
・去り方の相談ができる相手はいろいろ。
せりさん
クロさん
段取りの仕方を伝えたり、資料をつくったり、できるだけ丁寧に引き継ぐのが大事ですね。
こうした対応ができるのは、転職だけでなく産休・育休を取得する際にも役立ちます。上手に仕事を受け渡す力は、磨いておくといいです。自分本位ではなく、相手の取り組みやすさを考えた工夫をしましょう。
退職を申し出てから辞めるまでのスケジュールも、企業や人によって異なります。同じ会社で辞める人がいたら、その人がどんな動きを参考にしてもいいかもしれません。
社内だけでなく社外との調整が必要な職種もありますよね。例えば営業職なら、担当が変わることはきちんと伝えておかないといけません。社内外両方への気配りが必要です。
話が変わりますが、「会社が辞めさせてくれない」あるいは「辞める会社に対して退職を言いづらい」といった声も聞きます。
せりさん
クロさん
ありますね。
まず前者の「会社が辞めさせてくれない」は会社側に問題があります。辞める側が主張できる話なので、毅然と臨みましょう。「辞める会社に対して退職を言いづらい」については、自分のことですから、責任を持って伝えましょう。どんなに短い期間だったとしても社内の人間関係もあるはず。自分の口で伝えるのがマナーです。
最近は、退職代行サービスを利用する人もいます。
いろいろな事情があるので使うか否かは自由ですが、そうして生まれるデメリットあると知ってほしいです。少なくとも印象が良くはなりません。同じ業界内での転職であれば、前職と今後もつながる場合があるかもしれない。
せりさん
クロさん
「辞めさせてくれないから退職代行に頼む」という人もいるでしょうが、弁護士など法律の専門家に相談する手もあります。
退職届の出し方や切り出し方については、私たちエージェントでも相談に乗れるので、いろいろな選択肢の中から自分に合うものを選んでもらうのが良いと思います。
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転職時には、新しい会社だけでなく辞める会社のことも考えなければいけません。森本さんも「辞める会社の去り方」としていくつかのポイントを挙げ、そのひとつとして社内での引き継ぎの大切さが語られています。
クロさんはどう思いますか?