【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE3】『本気の転職パーフェクトガイド』から考える、季節による求人市場の動向の違いと転職活動。

オギウエ(せりさん)が選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちと対談してみました。前回に続き、石黒さん(クロさん)と森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』を取り上げます。今回のテーマは、U・Iターン転職。

〜今回のおすすめ転職本〜

森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013年

  • 今回の対談のポイント!
    ・一年の中で変わっていく求人市場の動向を転職活動のヒントに
    ・必ずしも求人の多い時期だけが狙い目ではない
    ・市場の動向に縛られず、自分の希望を叶える柔軟な思考と行動を

オギウエ

オギウエ

森本さんは、「自分自身のタイミングがよいとき」に転職活動を始めるのが基本だとした上で、一年のうちどの時期に、どんな動きの傾向が見られるかを紹介しています。「1月から3月は、4月入社に向けて転職市場が盛り上がる」「4月以降は、新卒採用のために中途採用を一旦ストップさせる企業も多い」など。確かにこうした動きは、東海エリアの求人市場でも見られますね。

中小企業だと新卒と中途を同じ人が担当している場合が少なくないので、時期ごとの偏りは出てきますよね。「選択肢の多い時期に」とか「企業の採用意欲がある時に」と考えるなら、季節による違いを知っておくと、タイミングを合わせた効率的な動きがとれるでしょう。

一方で、企業の中途採用のモチベーションの高まりが、逆にハードルを上げるケースもあり得ると思います。例えば、1月から3月に求人が増えるとはいえ、これから新卒採用を控えた時期に、第2新卒のような人材を採ろうとは考えていない企業もあるはず。それなら、通年で採用に力を入れている企業に、4月、8月、12月など求職者の動きが少ない時期にアプローチするのもひとつの手です。

クロさん

クロさん

オギウエ

オギウエ

求人市場自体は一年中動いているので、いつでも情報は得られるし、いつでも企業のご紹介はできますからね。やろうと思った瞬間に動き出すことも大事にしてほしいです。すでに退職した人が、「募集の少ない時期だから」と二の足を踏む理由にはして欲しくないかな。

市場の動向をヒントに、企業の思惑を想像できるようになったらすごいこと。とはいえ、一般的な動向に縛られすぎてもいけません。自分自身の希望や状況、個々の企業の採用動向を踏まえて、柔軟な考えと行動をとってもらえたらいいですね。

クロさん

クロさん

筆者プロフィール

クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
 
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。

クロさん

クロさん

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