【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE5】 『本気の転職パーフェクトガイド』から考える「自己分析」。あなたの「したいこと」を明確にする方法とは。

オギウエ(せりさん)が選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちと対談をしてみました。前回までに続き、森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』を取り上げます。今回からのテーマは「自己分析」。2回にわたり、桑山さん(くわちゃん)と自己分析の意義や方法について話します。

〜今回のおすすめ転職本〜

森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013

  • 今回の対談のポイント!
    ・「自己分析」で転職活動の方向性を明確に
    ・「WILL」「CAN」「MUST」のバランスが大切
    ・「キャリア振り返り年表」や自分への質問でWILLを掘り下げる

就職活動で多くの人が経験するであろう「自己分析」。

森本さんは、転職活動を成功させるためにも、強みや弱み、価値観、志向など、今の自分を再認識することが必要だと述べています。

くわちゃんは、そもそも転職における自己分析の意味をどう考えていますか?

せりさん

せりさん

くわちゃん

くわちゃん

キャリアアドバイザーに相談する際に、「得意なこと、苦手なこと、これからどうなりたいのか」などを話してもらえると、助言や企業の紹介もしやすくなります。

けれど、それが上手く言葉にできない人が少なくありません。「前職がつらかったから、こういう条件じゃないとダメ」と感情だけが先走ってしまう人もいます。

冷静に将来を考えるためにも、可能な範囲で自己分析をしておいてもらうのが良いかと。

私たちに自分の経験を深掘りして欲しいという人もいます。

せりさん

せりさん

くわちゃん

くわちゃん

いますね。

でも、時間も限られているので、自分の思いや経験は事前に整理しておいてもらえると話がスムーズです。その情報を前提として面談し、さらに深いところまでお互いに理解をしたいです。

森本さんは、自分を理解しPRする上で、「WILL」「CAN」「MUST」のバランスが大切だとしています。

自分がやりたいこと(WILL)、自分ができること(CAN)、組織の一員として果たすべき役割(MUST)。


まずはWILLの掘り下げ方を考えてみたいです。「自分が本当にしたいことはなにか」って、案外と言葉にするのは難しいですよね。

せりさん

せりさん

くわちゃん

くわちゃん

本の中でも、WILLが明確にできない人が大勢いると書かれています。

森本さんが紹介している「キャリア振り返り年表」は、したいことを考えるのに有効な方法ですね。


これまでにしてきた仕事内容、成功や失敗の体験、得られた成長、その時々の気持ち、私生活の変化などを年表として可視化してみる。自分の気持ちの浮き沈みから、なにを大切にしている人間なのか、どんなことを成し遂げたいのかが見えてくるのでは。

「自分への質問から“軸”を見つけよう!」と、WILLを探るため15の質問の話も書かれていました。

「子どものころ、夢中になったことは?」「今までで一番楽しかったのはいつ?」など、これらもモチベーションの源を振り返るヒントになりそうです。

せりさん

せりさん

くわちゃん

くわちゃん

「書店で思わず目がいくテーマは?」とか「ロールモデルはどんな人?」とか、自分で考えても思いつかなさそうな質問もあり、自分の予想外の一面に気づけるかもしれませんよ。

自己分析を深めていくためにどんな問いを立てたらいいのか、参考になります。

年表を作ったり、質問をしてみたりして、実は転職しない方がいいという結論になる場合もありますよね。

せりさん

せりさん

くわちゃん

くわちゃん

そうですね。WILがはっきりして、「今の会社でがんばろう」と改めて思えるのも良いことです。

そういう意味では、転職を考えていない人も使えるツールだと思いますよ。

筆者プロフィール

せりさん
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
 
1996年愛知県生まれ。愛知大学出身。
新卒で名大社に入社し、2020年までは広告営業の部署にいました。
営業で身につけたヒアリング能力を活かし、求職者や企業のために日々奮闘中です!

せりさん

せりさん

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