【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE6】 『本気の転職パーフェクトガイド』から考える「自己分析」。あなたの「できること」と「企業に求めるもの」。
オギウエ(せりさん)が選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちと対談をしてみました。今回も、森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』を取り上げ、桑山さん(くわちゃん)と「自己分析」の話をしています。
(前回からの続きの話です。これまでの記事もぜひご覧ください)
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013年
今回の対談のポイント!
・経験を振り返り、自分のできることを正しく見極める
・自分のスキルが他社で活かせるか、具体的なイメージを膨らませる
・企業に求める条件は、譲れるもの譲れないものに分けておく
せりさん
確かに、自分自身では認められない人はいますね。
「これができるのはすごいことだと思いますよ」と、CANを自覚してもらうための声かけはよくします。
くわちゃん
せりさん
前職で周囲からそこまで評価されなかったのかもしれません。
けれど、まずは自分が「これはできる」と正しく認識できるかがCANを明確にするポイントだと思います。
職種によるところもあるのでは。
営業職のように数字で結果が出るとアピールもしやすいですが、そうした客観的な指標が示しにくい業務もありますから。
くわちゃん
せりさん
前職でのスキルを他社でどう活かせるのか、ひとりで考えるのは難しいと思います。
より具体的なイメージを持つために、キャリアアドバイザーの持っている情報も上手く活用してもらいたいです。
そうですね。私たちは企業様とのやりとりも担当しているので、どんなスキルを必要としているかお伝えすることはできると思います!
くわちゃん
せりさん
最後にMUSTについてです。
その組織で自分はなにを求められ、なにをすべきかを企業研究を通して認識しておくことの大切さが書かれています。
さらに、こうした企業のMUSTに対して、自分が転職の条件として大切にしたい求職者側のMUSTについても述べられていますね。
求職者が自分のMUSTをいくつも挙げて、条件重視になってしまうケースはよくあること。
休日、給与、勤務地と、求め出したらキリがありません。
森本さんも言うように、なにを譲れてなにを譲れないのか考えてもらいたいです。
くわちゃん
せりさん
100%希望が叶う求人はなかなかないので、自分のMUSTを書き出して順位付けをしておくと良いと思います。
単純な条件だけでなく、WILL、CANとの兼ね合いで見えてくる職場に必要なものもあると思います。
「なにがしたい」「なにができる」「こんな環境で働きたい」。
いろいろな角度から自分を探り、見えてきたものをつなげて解像度を高めていくのが大切です。
くわちゃん

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「自己分析」をする上で、自分がやりたいこと(WILL)、自分ができること(CAN)、組織の一員として果たすべき役割(MUST)のバランスが大切だということで、前回はWILLの掘り下げ方を考えました。
自分のこれまでの仕事や体験を整理する中でWILLが見えてくるという話をしましたが、CANもそうした振り返りから探れますよね。
なにができるのか、なにが得意なのか。けれど、自分がしてきたことに対して、なかなか自信が持てない人も多いように感じます。