【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE7】 『本気の転職パーフェクトガイド』から考える「職務経歴書」を書くときの心構え
オギウエ(セリさん)が選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちと対談をしてみました。引き続き森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』を参考に、今回と次回は安田さん(やっすー)と「職務経歴書」について語ります。
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013年
今回の対談のポイント!
・「職務経歴書」には、これまで所属した組織と業務内容を記す。
・奇をてらったり、個性を出したりする必要はない。
・自分の言葉で表現する努力や工夫を惜しまない。
せりさん
やっすー
そうですね。役割分担の認識をきちんとしておくのは大切です。
転職のご相談で、「手書きとパソコン、どっちで作成するのがいいの?」と聞かれることが少なくありません。安田さんはどう思いますか?
せりさん
やっすー
まずエージェントを利用するなら、手書きではなくデータでのやり取りがいいです。面接時に持参するよう求められる場合もありますが、「絶対に手書きで」という企業はほとんでありません。パソコンで作成したらいいですよ。
職務経歴書の構成や内容については、どのようなものが望ましいのでしょう?
せりさん
やっすー
奇をてらったり、過剰に個性を出したりする必要はないです。自分のしてきたことを示す最低限の情報がきちんと書かれていればいい。追加で伝えたいことは、採用担当者に対しては面接で補足できます。
逆に、社内で広く回覧されるケースもあるので、特殊な内容を載せると、意図が伝わらず減点対象になるかもしれません。
なるほど、「あれもこれも」と欲張り過ぎない方が良さそうですね。
職務経歴書には志望動機も記入します。複数社受けるからと、内容を混ぜて作成しようとする人がいました。同じ文章でいくつもの会社を受けるのはどうなんでしょう?
せりさん
やっすー
余裕があれば書き分けられるといいです。ただ、作り込むには時間もかかる。
一社で行き詰まってしまうくらいなら、自己PRをアレンジする方が負担を減らせるのでは。
志望動機に限らず、「文章を書くのが苦手…」と職務経歴書が作れずにいる人は多いですよね。
私は、まず箇条書きで書いて、それをつなげて文章にするようにアドバイスしています。
せりさん
やっすー
それもひとつの手ですね。
私は、口頭で一回話してみて、それを文章っぽくまとめるやり方をすすめています。
一度文章にしてもらえたら、添削しながら一緒に企業に出せる形にできますよね。
ウェブなどで例文を見つけてそのまま使っている人も見かけますが、得策ではないかと。
せりさん
やっすー
自分の言葉で表現する努力や工夫は必須です。
よそから借りてきた文章では、面接での発言との齟齬も起きやすい。等身大の自分をいかに分かりやすく伝えなくてはいけません。
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転職活動では、履歴書と職務職経歴書のふたつを作成しますよね。それぞれなんのために書くのか目的を明確にすべきだと思います。
森本さんの本では、履歴書は基本的なプロフィール、職務経歴書はこれまでに所属した組織と業務内容を詳細に示すもの、と分けられていました。