【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE16】『本気の転職パーフェクトガイド』から考える転職活動の面接(2)
オギウエ(せりさん)が選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちとの対談をお届けしています。参考文献は、今回も森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』。前回の続きで、やっすーと「面接」をテーマにお話しします。
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013年
・転職理由、退職理由で、不満の言い過ぎにご注意を。
・志望理由で大切なのは、自分の経験と企業をつなげること。
・質問は“事業内容”“業務内容”“社風・人”に分けて用意しておく。
せりさん
大事なのは、端的に伝えることですね。
森本さんも「結論→理由→エピソード」の順に話すと良いと書いています。
面接に向けて、まずは一言に要約する練習をするのがオススメです。
やっすー
せりさん
いろいろ知ってもらいたい気持ちは分かりますが、面接官も一度にそんなに覚えていられません。
短く伝えるのは、面接でも書類作成でも意識すべきことですね。
転職の面接では、転職理由、退職理由を必ず聞かれます。
ここで前職への不満など、ついネガティブな話をしてしまう人が多い。
でも、グチっぽくなるのもあまり良くないかと。
不満ばかり述べるのがプラスになることはありません。
感情的になって話すのも良くない。
面接官は会話を通して相手の価値観を見ています。
不満は話すなということではないです。
ただし、あまりに嫌なところを並べ立て過ぎると、「なんでもネガティブに捉える嫌なことばかり探す人」という印象を与えてしまうかもしれません。
やっすー
せりさん
最終的に、「こんな職場で働きたい」「職場をこうしたい」と前向きな話題にできると良いですよね。
もうひとつ、志望理由も問われる可能性が高いです。
私は、志望する企業の説明ではなく、自分の経験と企業をつなげる話をしてくださいとアドバイスしています。
その考え方は良いですね。
「企業のここに魅力を感じた」という話を延々としても、事前にちゃんと調べてきたアピールしかできません。
自分を主語にして、転職したら「どう役立てるか」という観点から話をするのが大切です。
やっすー
せりさん
最後に、「質問を振られるのが困る…」という声もよく聞きます。
どんな質問をするのが良いのでしょう?
“事業内容” “業務内容” “社風・人”について一問ずつ考えておけば、会社説明や面接でどんな話をしても、ひとつは残っている状況にできるという話はしています。
良い方法だと思います。
みっつの中でも、業務内容は一番考えやすいはず。
前職での業務とは異なる点を見つけて掘り下げていくと、働き方のイメージも固まっていきますよ。
実は「こんな仕事だろう」と想像しやすい職種ほど要注意です。
入社してからギャップを生まないためにも、自分の印象の確認でも良いので、丁寧に質問しましょう。
やっすー
せりさん
求人票に書かれていること、面接の中で聞けることは限られていますよね。
自分を見てもらうだけでなく、自分も企業をもっと知るつもりで臨んでほしいです。
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今回は面接中のポイントを考えましょう。
森本さんの本では、「分かりやすく伝える話し方」について取り上げられています。
面接対策をしていると、「話すのに慣れていない」という人も少なくありません。
やっすーさんはどんなアドバイスをしていますか?