【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE17】 『本気の転職パーフェクトガイド』から考える内定承諾と退職準備
オギウエが選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちとの対談をお届けしています。森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』を参考に、今回は石黒さん(クロさん)と「内定から退職までのスケジュール」について話しました。
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013年
今回の対談のポイント!
・内定の返事の仕方は、最終面接前に決めておく
・上司への報告、引き継ぎ準備、退職の段取りも早め早めに
・連絡への返事がきちんとできるかが転職後の印象も左右する
せりさん
クロさん
最終面接の前には、その後の行動をきちんと考えておくべきですね。面接で入社するか否かを問われる場合もありますから。
もし並行して他の会社も受けていて、そちらの内定によって判断が変わるようであれば、どう答えておくか決めておきましょう。
一般的には、内定から1週間以内にはお返事を求められると思います。
本人の判断だけでなく、ご家族への相談も大切ですね。内定が出てから話すのではなく、最終選考に進んだくらいのタイミングで思いを伝えておくといいと思います。
スムーズにお返事するためにも欠かせないことです。
森本さんの本でも書かれているように、だらだら返事を長引かせると、企業からすれば志望度が低く、意欲がないように見えます。
内定の返事ではありませんが、面接日程の調整で回答が長引き、「選考を辞退してください」となった人がいました。
せりさん
クロさん
ありましたね。入社前から印象を悪くしては、仮に内定が出てから働きづらくなります。
スケジュール、期限はきちんと守りましょう。
スケジュール関連でもうひとつ、退職までの段取りも重要です。
本にもあるように、法律では退職の2週間前には意志を伝えておくと決まっています。企業によっては、1ヶ月前、2ヶ月前と定めているところも。確認が必要ですね。
過去に、退職の準備で困った人はいましたか?
せりさん
クロさん
引き止められた人はいました。でも、企業が無理に引き止めはできないので、上司に聞いてもらえないなら、人事やもっと上の人に言って準備を進めなくてはいけません。
退職準備も内定が出てからではなく、最終選考前あたりから進めておくのがいいでしょう。業務の引き継ぎも業務時間外に進めておくのがおすすめです。
それから、エージェントを利用する場合、内定承諾書を渡した時点で、企業から直接連絡がくるようになります。いつまでもエージェント経由でやり取りできる訳ではないと認識しておいてもらえたら。
入社した後も意識しながら、内定承諾、退職の手続きを進めてほしいですね。
せりさん

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転職活動で意外と戸惑い、落とし穴になるのが内定後ですよね。
お返事はどのくらいでしたらいいのか、内定後にどう動いたらいいのか、分からずに困る人が少なくありません。
いつ頃から、どんな準備をするといいのでしょう?