求人票「ピンとこない」で済まさない
求職者の方に企業をご紹介した際に、「ピンとこない」とお返事をいただくことがあります。
「ピンとこない」ことは、日常生活のいろいろな場面でありますよね。インスピレーションは大切です。とはいえ、求人票を読んで、「ピンとこなかった」だけでは、チャンスを逃してしまっている可能性もあります。直感だけで終わりにしない、求人との向き合い方について考えてみましょう。
この記事のポイント
・「興味が湧かない=ピンとこない」で選択肢を切り捨ててはダメ
・「ピンとこない」時ほど、求人票を読み込んで理由を分析
・直感は正しく使う
「ピンとこない」理由をしっかりと言葉にする
求人に対して「ピンとこない」と感じた時、あなたはその理由を言葉にできるでしょうか。実は、「ピンとこない」という求職者の方とのやりとりで、すぐに具体的な答えが返ってくることはなかなかありません。「なんとなく興味が持てない」という人も多い。もしも、自分があまり知らない業界だから興味が持てないと思っているなら、すぐに選択肢から外すのではなく、一度じっくりと見直してもらいたいと思っています。というのも、畑違いの仕事に対して、すぐに関心を持つのは難しいですよね。興味を持てないのが当たり前です。だからこそ、まず知る努力はしてほしい。今まで縁のなかった分野を「ピンとこない」と切り捨ててしまったら、視野はどんどん狭くなってしまいます。
「ピンとこない」と思った時ほど、改めてしっかりと求人票を読む。そして、どこが引っ掛かるのか言語化しましょう。仕事内容か、待遇か、職場環境か。気になるポイントが明確になれば、キャリアアドバイザーもより的確なアドバイスができます。「ピンとこない」だけでは、どんな求人をご紹介するのがいいか分かりません。一緒に考えることでスムーズなやり取りができ、結果的にお互いにとってプラスになります。
直感での選択を否定はしません。ただしそれは、職場や人の雰囲気など言語化しづらいところで活用すべきだと思います。求人票は直感で見るものではなく、読み込んで理解を深めるもの。慎重に見極めることで、未知の分野で可能性を見出せる場合もあります。「ピンとこない」の使いどころを間違えないでくださいね。
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クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。