転職するあなたに教える"為替のハナシ"(後編)

みなさんは、外国為替市場をチェックしていますか。
円安だドル高だと、ニュースが賑わう日もありますが、「正直よく分からないし、そんなに興味ない」という人も少なくないのでは。
なかなかややこしく、難しい話題ですよね。

ということで、前後編2回に分けて、為替の基礎知識や昨今の為替の動きについて、解説をしてお届けしています。
こちらは後編です。
前編から続けて読んでいただけると嬉しいです。
前編はこちら

仕事や転職など、それぞれの暮らしで役立ててください。

  • この記事のポイント!
    ・ドルと円の為替レートを動かす日米の政策金利の差。
    ・注目すべきは、「金利の高い通貨で預金したい」という心理。
    ・ここ最近は“円安ドル高”で推移してきたが、この先はいかに…

投資行動と為替レート

そもそも為替レートはどんな要因によって変化するのか。
前編では、実需による影響を取り上げました。
後編では、投資と関連する為替レートの動きについて説明します。

ポイントになるのは日米の金利差です。
銀行にお金を預ける際、誰だってできるだけ高い金利で預金したいですよね。
もしも、日本の銀行に円で預けておくよりも、アメリカの銀行にドルで預けた方が高い金利になるなら…。

円をドルに交換して保有したいと考える人が増えます。
ドルに投資する人が多くなるともいえます。
すると、外国為替市場では、円があふれ、ドルが貴重に。
円安ドル高へと動きます。
このように、金利や人々の投資行動と連動して、為替レートが変動するのです。

“円安ドル高”の風向きは今後どう変わる

ここしばらくの動きを振り返ると、アメリカの政策金利が高く、日本の金利が低い状態で、円安ドル高が続いてきました。

夏前後にかけては、アメリカの景気の先行きが不透明なことや、日本が政策金利を上げる動きもあり、円高方向に振れる動きも。

「日本よりアメリカで運用したい」という圧力は若干弱まりました。
今後、アメリカ大統領選挙による影響も予想されており、当たり前ですが未来はわかりません。
日米の金利差と投資家たちの思惑にも注目しながら、為替の動向を追ってみてください。

筆者プロフィール

やっすー
 
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
1990年名古屋市中川区生まれ、南山大学出身。
教育業界で事業運営・経営企画を経験した後、キャリアアドバイザーとして名大社に入社。
特技は、東海地方に数多ある会社の情報や、皆さんが知らないようなお仕事のこともめちゃくちゃ分かりやすく伝えることです!わからない業界のことなど、ぜひ聞いてください。

やっすー

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