面接で条件の話ばかりするのは、付き合う前から結婚生活の話をするのとおなじ。
想像してみてください。
まだ付き合ってはいない、はじめてのふたりでの食事。その席で相手から、「こうしてくれる人がいい」「結婚したらこんなふうにしたい」…とあなたに求める条件ばかり突きつけられた、正直、ちょっと引いちゃいませんか?
まだお互いのこともよく知らないのに…っていうか、そんな自分本位な人とは付き合えないかも…と思う人も少なくないと思います。
もうひとつ、想像してみてください。
転職を考えている会社での、はじめての面接。その席で、「有給はどのくらいとらせてもらえますか?」「残業は実際のところのどれくらいありますか?」…と条件の話ばかりを転職者の人がしたら…
採用担当の方は、さっきのデートの場面とおなじようなことを感じるのではないでしょうか。
条件は気になるけど、まずは能力や意欲でマッチングの確認を
転職しようと考えた時、前職での経験も踏まえて「こんな職場で働きたい」という思いはいろいろあるでしょう。けれど、面接で条件面をやたらと確認したり、自分の希望を話したりするだけでは、あなたの魅力は伝わりません。面接は、恋愛でいえばまだ出会いの段階。相思相愛へのステップを一歩一歩刻まなくてはいけません。
まずは条件よりも、意欲・能力・仕事によるマッチングが不可欠です。
あなたの持っているスキルや力はその会社で必要とされているものか。
あなたの意欲と会社の方向性は、ズレていないか。
あなたのその会社での仕事に対する理解は間違っていないか。
こうしたお話をじっくりとすることが、お互いにとって有益な面接ななるはずです。
エージェントの力も借りながら上手に情報を得ましょう
もちろん、面接をする中で確認したい条件もあると思います。エージェントを利用して転職活動をしている人であれば、直接聞くよりもエージェントを介して質問し、情報を得るのもひとつの手です。また、なにか特別な事情があり相談したい場合も、エージェントをはさんだ方がスムーズに話が進む場合もありますよ。
ご自身で転職活動をしていて条件について確認したい場合は、お互いに採用や入社の合意が固まってきた段階で確認するのがいいと思います。その際も、一方的に「このくらいの条件がいい」ということではなく、質問や希望の理由を相手に丁寧に伝えるコミュニケーションを大切にしましょう。
転職活動では、適切に企業との距離を縮めて、理解を深めていかなくてはいけません。
相手との関係を客観的かつ冷静に見極めてくださいね。
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やっすー
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
1990年名古屋市中川区生まれ、南山大学出身。
教育業界で事業運営・経営企画を経験した後、キャリアアドバイザーとして名大社に入社。
特技は、東海地方に数多ある会社の情報や、皆さんが知らないようなお仕事のこともめちゃくちゃ分かりやすく伝えることです!わからない業界のことなど、ぜひ聞いてください。