【TENSHOKU BOOKS DIALOGUE14】 『本気の転職パーフェクトガイド』から考える職種別の良い職務経歴書(2)
オギウエが選んだオススメの転職本について、名大社のキャリアアドバイザーたちと対談をしてみました。前回に続き、森本千賀子さんの『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』を参考に、石黒さん(クロさん)と職種ごとに異なる職務経歴書作成のポイントについて話します。前回の記事もあわせてご覧ください。
〜今回のおすすめ転職本〜
森本千賀子『トップコンサルタントが教える 本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社、2013年
今回の対談のポイント!
・機械電気技術職もIT系職種も、鍵になるのは対人能力のエピソード。
・実績が多い場合は、表などを使ってみやすく整理。
・企業の目の付け所を知って、それに応える職務経歴書に。
せりさん
クロさん
その通りですね。
どんなプロジェクトに参加して、どういうポジションで、どう立ち回ったのかを知りたがっています。私の担当した求職者でも、チーム内での自分の提案や他者とのコミュニケーションについてアピールして上手くいった人がいましたよ。
エージェント経由なら、人柄についてもヒアリングをして企業に伝えられます。名大社のメンバーならみんなそうする。自己応募する場合に、ぜひ参考にして欲しいですね。
職務経歴書にあらかじめ書いてくれているとありがたいなと思います。
せりさん
クロさん
技術職だからって、性格について書いていない人はいますね。
その他アドバイスはありますか?例えば、化学系の技術職の方とか。
せりさん
クロさん
今までに使ってきた機器や経験してきた分析方法などを具体的に書いておくと良いですよ。
職務経歴書のフォーマットには書く欄がないかもしれませんが、なにができる人なのかはっきりと分かるようにしておきましょう。
では、最後にIT系職種について。
この分野の方は、関わってきたプロジェクトが多くなるからか、職務経歴書に大量の実績を書く人が少なくありません。
それが見やすいものと見にくいものにはっきり分かれてしまう印象で。実績のある人ほど、表にして整理するなどの工夫が必要だと思います。
技術職と同様に、顧客折衝経験などコミュニケーション能力も大切ですよね。
せりさん
クロさん
実績があれば書くべきですね。
お客様とのやりとりだけでなく、社内で仲間と連携した、社外の人と協力したといったエピソードも、あなたの仕事ぶりを想像させる材料になります。
営業職、販売職、機械電気技術職、IT系職種と順番に話してきました。
どの職種も、自分がどこをどう見られるかが、ひとりで考えていると思い付きにくいもの。企業がどこに目を向けるかを知って、そこに応じていく職務経歴書をつくってほしいです。
せりさん
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前回の続きで、機械電気技術者の職務経歴書の書き方のポイントをみていきます。
やっぱり「まずは技術力!」と思われがちですが、人間性のアピールも大事ですよね。企業は折衝の上手さなど対人スキルに注目しています。