はじめての転職の前に(2)

〜“転職エージェント”どうやって選ぶ?〜

「はじめて転職しようと思っている。でも、転職のことなにも分からない…」

と疑問と不安を抱いている人向けに、転職の基礎知識を教えます!

前回の転職活動の方法に続き、今回のテーマは転職エージェントの選び方です。

(前回の記事はコチラ)

エージェントに登録して、相談しながらマッチングを目指す方法は前回ご紹介しました。

でも、いざエージェントに登録しよう、とネットで検索をかけると。聞いたことのある大手から、初耳の企業までたくさんのエージェントが見つかります。

「どこに相談したらいいの?」と悩んだとき、どう決めるといいのか。

あなたにピッタリのエージェントを見つけるためのポイントをお伝えします。

【POINT】①紹介やマッチングの仕組みに注目!

相談者に対して、企業を薦め、マッチングする方法は、エージェントによって異なります。大きく分けると主な方法はふたつ。

◯ 面談によって転職者を深く理解して能力やニーズに合う企業を紹介する

◯ 転職者と企業の情報をAIなどのシステムを利用してマッチングをさせる

このいずれか、あるいは両方を各エージェントのバランスで組み合わせているのがほとんどです。

一概にはいえませんが、AIなどによる機械的なマッチングは、組織の規模が大きなエージェントでよく使われています。クライアント企業の数も多いため、転職者の情報からニーズに合いそうな企業が10社、20社とピックアップされ、そこから合いそうな企業を探していく流れが一般的です。なるべくたくさんの企業を検討したい人にはいいでしょう。

ただ、システムによるマッチング中心で、キャリアアドバイザーとの直接のやりとりが少ないエージェントもあります。アドバイザーとじっくり話したい人は注意が必要ですね。「話を聞いて自分の強みやニーズを明確にする手伝いをしてもらいたい」という人は、そうした対応をしているエージェントか事前に確認しましょう

【POINT】②事業展開しているエリアに注目!

「引っ越しを伴う転職はしたくない」「地元で転職活動がしたい」という人にオススメなのは、地域密着型のエージェントを活用すること。

特定のエリアで事業展開しているエージェントは、クライアント企業もその地域内で充実しています。大手企業よりも中小企業が多くなる可能性はありますが、地元での転職を優先したい人のニーズには合うはず。名大社も東海エリアに特化したエージェントのひとつです。

日本全国とはいわなくても、引っ越しも視野に入れて広いエリアで転職先を探したい人は、候補が多い大手のエージェントの方がいいかも。また、Uターン、Iターンでの転職を考えているなら、移住先のエリアに根ざしたエージェントを探してみてはいかがですか。

【POINT】③企業の情報を誰がどれだけ知っているかに注目!

少人数のエージェントでは、アドバイザーが営業職の役割も兼任して、企業の採用担当者と直接やりとりしている場合も少なくありません。密にコミュニケーションをとっている分、アドバイザーの企業への理解度が高く、強い関係性もできている。自らの目と耳で得てきた情報が聞けるので、マッチングの精度も確度も高まるでしょう。

もちろん、営業職とアドバイザーが役割分担していても、情報共有の仕組みはどこのエージェントにもあるはずです。ただ、もらった情報を鵜呑みにするだけでなく、それがどのように得られ、伝えられているものか確認するといいと思いますよ。

以上、転職エージェント選びの3つのポイントをご紹介しました。エージェントの規模や知名度だけでなく、マッチングまでの方法があなたのニーズに合うものかどうか検討してみてくださいね。各エージェントのウェブサイトなどでも、事前にチェックできます。

筆者プロフィール

クロさん、
株式会社名大社
キャリアアドバイザー
 
愛知県出身愛知県在住
東京のIT系技術商社で、文系出身ながら営業職として奮闘。その後、愛知へUターンして名大社に入社。
冷静沈着に筋の通ったアドバイスを重んじるキャリアアドバイザー。

クロさん

クロさん

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